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ツール導入=文化の変革、Workplace by Facebookでありたい組織の実現へ【インタビュー後編】

株式会社琉球銀行 メディア戦略室室長 伊禮 真氏

最先端のテクノロジーをいち早く採用し、次世代的なコミュニケーションに取り組む、株式会社 琉球銀行。今回は、同社メディア戦略室の伊禮 真(いれい まこと)さんにお話を伺うインタビューの後編。

前編では、地方銀行という業界が迎えている変化や、同社のIT化の取り組みの背景について伺いましたが、今回は、Workplaceの導入の経緯やユニークな活用方法、今後の展望まで掘り下げて伺いました。

>前編はコチラ


株式会社琉球銀行 営業統括部 メディア戦略室 
室長 伊禮 真(いれい まこと)

1986年、株式会社琉球銀行入行。1993年広告担当。
1999年東京三菱銀行(現東京三菱UFJ銀行)に出向。
2002年県内銀行初のTVCM制作、キャラクターのロボットが大きな話題になり海外のメディアにも取り上げられる。
以降関連会社への出向を経て2012年から再び広告に復帰。
県内外の広告賞を多数受賞。各メディアの取材多数。
琉球大学での講座やインターンシップへの講義。
県内外や国内外企業イベントでの講演出演も多い。


Facebook社との電話会議でWorkplace導入を即決!

 > Workplaceの導入に至った経緯を教えていただけますか?

きっかけは、頭取から「(自身が議長を務める)株主総会で、事務局とのやり取りをチャットでできないか」と相談を受けたことです。それから、いくつかツールを探していて、候補として上がっていたのがLINE WORKSとWorkplace。実は、LINE WORKSで導入が決まりかけていたときに、Workplaceを提供するFacebook社のシンガポール拠点との電話会議がやっと決まったんです。

電話会議を終えてその足で頭取のところへいって、Workplaceにしたいと伝えました。費用が他ツールよりも安価であること、UXが優れていること、UIは全世界で導入されているFacebookと共通するものであり、社内で浸透されやすいだろう、ということを説明し、即導入を決定しました。


グループとライブ配信で多角的なコミュニケーションを実現

 > 導入が決まってからは、どのようにWorkplaceを利用されていったのでしょうか?

2ヵ月間のトライアルを実施し全部署にアカウントを配布しましたが、そのときに、各店舗の若手に推進リーダーになってもらい「まずグループをつくって何でもいいのでコミュニケーションしてみてください」と伝えました。

 > その後、すぐにコミュニケーションは生まれましたか?

フォローアップは積極的にしましたね。最初に投稿したのも頭取です。頭取がまず「顔写真を登録しましょう。登録が完了したら、投稿してみましょう」と、伝えたんです。

ただ、それでもなかなか使わない人はいますから、最初はもうひたすらフォローをしました。ピンポイントに声をかけたり、それでもだめであればリーダーに伝えて、といった具合に。きりがないんですが、一度使ってみるともっと活性化すると思っているので、とにかく声がけはしました。

 > その後の活用状況はいかがですか?

グループに関しては、いまは350強ありますね。各店舗では大きく、ソーシャルは内部向けのコミュニケーション、アナウンスは外向けにアナウンスするものと使い分けています。

店舗のコミュニケーションでは、「店舗の看板が古くなっていますよ」「シールの貼り方が間違っていますよ」といった情報を写真で投稿することで、担当の社員がすぐに気づいて改善できるようになりました。

全社向けのアナウンスですと、台風のアナウンスでもWorkplaceを使っていますね。「明日台風が来ればこういう営業体制になります」「今日は◯時始業になりますよ」といったメッセージを、リアルタイムで一斉配信します。

ほかにも、趣味のグループや、同期のグループなど、いろいろありますね。

 > グループ以外の機能はいかがでしょうか?

そうですね、社内でCS活動と呼んでいるお客様とのコミュニケーション力向上についてのコンテストでは、その様子をライブ配信しました。すると他店舗のアイディアを学ぶことができたり、そのチームを応援する人が増えてきたりと、Workplaceが活性化していきました。



また、いままでは営業店長会議に出席する支店長以上の行員のみが聞くことのできた、頭取の訓示もライブ配信し、誰でも視聴できるようにしました。そうすると、直接的にメッセージが伝わるんですよね。

 > グループもライブ配信も、タテ(上司と部下)とヨコ(同僚)のコミュニケーション
    どちらにもうまく活用されているようですが、部署や店舗をまたいだナナメの
    コミュニケーションはいかがでしょうか?

それもまさにやっていますね。実は今年、創立70週年というタイミングで、ホームページをリニューアルしたんです。そのときに、部署や支店を超えたオープンなディスカッショングループをつくって、社員から改善点をもらって、それを随時リニューアルで対応していっています。


ツールの導入は、企業文化を築いていくこと

 > すでにコミュニケーションの活性化が進んでいると思いますが、
    今後は、どのようにWorkplaceを活用していきたいですか?

社外の人を入れたグループをもっと活性化したいですね。グループ会社とのやりとりはもちろん、最終的にはお客様企業とも。メールよりもコミュニケーションが深くなるし、セキュアですし。

お取引をしていただいている企業様とのコミュニケーションでも活用したいというのは、資料のやりとりがものすごい数になるので。

それに、Workplaceの中で、優秀な人材を見つけられるかもしれないですね。メディア戦略室という部署が新しくできて、社内でもクリエイティブな人材を探したいと思っていまして。

 > 確かに、Workplaceをプロフィール化していくことで、社内に埋もれた人材の
    スキルマッチができたり、人事の分野に活用する流れも増えていますね。

管理者であれば投稿の数や、どんなポストをしているのかを見ることができるので、それによってスキルレベルや関心がわかるんですよね。

 > Workplaceでも、ピアボーナスという制度で、従業員同士でポイントを送りあう
    サービスとの連携を進めているところです。

実はすでに、似たようなアイデア制度というのを提案していまして。アイディアを投稿して、そこにいいねの数が集まって採用になったら、このアイディアを作った社員にその収益の◯%を支払うという制度です。そういうことをやって活性化していきたいですね。

 > 最後に、貴社のように新しいテクノロジーを受け入れて、
    組織を変革していく秘訣は何だと思われますか?

トップの理解は重要かもしれませんね。あとは、本気で変えたいと思う人がチームを組んでやること。ツールの導入となると、大げさに言うと文化を変えることだと思っているので、「コミュニケーションの活性化」はつまり、弊社の企業風土である「自由闊達」をより実現していくためだと考え、取り組んでいます。